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日本の主食を豊かにしたい! 株式会社はくばく 代表取締役社長 長澤重俊のブログ

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VF甲府昇格に思う

2005年12月12日 (月)

 J1昇格の大騒ぎから少し落ち着きを取り戻しました。そして冷静になってくると、やはり来期以降のヴァンフォーレ甲府の置かれた状況の大変さを思わずにはいられません。早速、どうやって財源を確保し、良い選手、良い年俸、良い環境を整備し、J1に居続けられるチームとなるか、という課題を課せられた訳だからです。今まではどこかで「J2だからね」と甘えている部分があったと思うのです。

 でもここで大事なことはJ1に行っても、今までのように地域に根ざした、地域に愛されるチームであり続けることだと再認識しました。大企業がオーナー、スポンサーでお金の一杯あるチームはJ1にはたくさんあります。サポーターの数も比べようもない多さです。でもヴァンフォーレがどこにも負けないのは、地元サポーターと選手、チームとの距離、心と心の結びつきではないかと思うのです。

 甲府のサポーターはユニークです。クリーニング屋さんは無料でユニフォームや練習着をクリーニングしてあげる。食堂では無料でごはんを食べさせてあげる。床屋さんは無料で髪を切ってあげる。お風呂屋さんはお風呂に入れてあげる。こういう「自分のできるささやかな善意」でVF甲府は成り立ってきました。自前のグランドもない、ジプシー生活をしているJチームなんてそうないでしょう。そしてユニフォームスポンサーも知名度の低い私ども地元の中小企業です。

そしてもっとすごいのはヴァンフォーレの選手、監督の姿勢です。彼らは非常に謙虚で、飾らずに地元のファンに接してくれています。Jリーガーだぞ、というようなところは全く無く、本当にサッカーが好きで、勝つために全力を尽くしている、という気持ちが伝わってくるのです。そんな姿勢がこの入れ替え戦での平常心、素晴らしいゲームにつながったのかな、とも感じています。

 だからこそヴァンフォーレ甲府の今回の昇格は尊いのだと思います。地域の人に愛され、多くの人の「自分でできること」の集まりが支えてきた雑草集団だからこそ価値があるのだと思います。だから絶対にあってはならないことは、J1に昇格したからと言って、急に地元の行事に参加しなくなったり、選手がよそよそしくなったりすることです。(そんなことは無いと信じていますが・・・)逆にこういう地道なことをもっともっと積極的にやって、地元の人々を感動させて欲しいのです。こういったチームであり続ければ、私はJ1でも大いに輝くのだと思います。「地域に一番愛されるJリーグのチーム・ヴァンフォーレ甲府」になって、山梨県民にもっと感動を、もっと勇気を与え続けて欲しいと願っています。

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プロフィール

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株式会社はくばく
代表取締役社長
長澤重俊

1966年丙午生まれの42歳。
東京大学ラグビー部卒。
住友商事を経て1992年はくばく入社。
気合と体力で全国を駆け回っています。

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