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日本の主食を豊かにしたい! 株式会社はくばく 代表取締役社長 長澤重俊のブログ

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和穀菜汁の店オープン

2008年5月16日 (金)

 先週の9日(金)に、当社の関係会社であり米穀店の支援を目的とする株式会社和穀の会(宗教団体の名前ではありませんよ!)が、米穀店を山梨県にオープンいたしました。名前はー和穀菜汁(わこくさいじゅう) 魁(さきがけ)-というものです。住所は甲府市千塚2-16-1です。我々はくばくにとって、念願の自分たちの米穀店の立ち上げです。オープンに至るまでも様々な方のご協力をいただき、無事予定の日に開店できましたことをまず感謝しております。

 実はこのお店を立ち上げるまでには長い年月を要しました。ずっと前から全国の米穀店の勇気の源になるような、元気の出るお米屋さんを自分たちで経営したい、と考えておりましたが、当社はいかんせんメーカーであり、小売業のノウハウは全く無く、しかもお米も実際には扱ったことが無い、ということもあり経営支援ということにとどまっていました。しかしこの数年、お米屋さんと一緒に勉強会をさせていただいたり、実際に経営の相談に乗ったりしていくうちに「自分たちでもできるかもしれない。いや、自分たちで実際に米穀店を成功させてこそ、我々が言っていることにお米屋さんが納得してくれるのだ!」と思うようになったのです。

 我々はくばくは「お米屋さん」に対して、特別の思いを持っております。長年お得意先として御世話になったと言うことはもちろんなのですが、お米の持っている本当に豊かな価値をお客様に伝えていけるのはお米屋さんである、という強い信念があるからです。また現代においてお米というものの本来の価値が殆どお客様に伝わっていない、と言う思いがあります。だからお米の消費も減ってしまうし、売り場では価格が選択の基準と言った寂しいことになっているのではないか、と思っています。

 でも本当はお米と言う作物は日本人にとっては食事のベースをなす特別なものであり、また単に食物と言うだけではなく田んぼという日本の社会を支えているものにもつながる本当に大切なものだと考えています。だから食育のベースはまずお米の価値をしっかり理解させて、そこから田んぼへの思いをつなぐと言うところから始まるのではないかと考えているくらいです。

 まず生活者にとってのお米の価値って、美味しさでしょう。その美味しさだって私は非常に奥が深く、いわゆる魚沼産コシヒカリがトップで次が新潟コシヒカリで、次が・・・と言うような単線的な序列でない、と確信しています。もっと多様な美味しさの軸があり、それは例えばもちもちとした粘り気、さっぱり感、粒がはっきり感じられる、とか日本人のもつ米への特別な感性が大いに発揮されると思うのです。またおかずによっても相性が違い、それぞれの場面で美味しいお米は変わってくるとも考えています。わかりやすい例で言えばお刺身に合うお米と、カレーに合うお米は全く違いますよね。洋食系と和食系でだって違うでしょう。私は良くワインの例を出すのですが、ワインも実に様々な美味しさの軸があり、それぞれの美味しさがあります。さらに産地の個性もあり、それをいろいろと味わう楽しさがある。ごはんにだってそれと同じ、いや日本人にとってはそれ以上の楽しみがあるのではないか、と思っています。

 もう一つ生活者に伝えて行きたいのは、お米を作るということへの理解、関心です。これがもっと高まることによって生活者が農業に感心をもち、もっと農業が可能性を持ったものになるきっかけになれば、という思いです。全国には本当に熱い思いをもち、真剣に美味しいお米作りに情熱を傾けている人たちが一杯います。そういう人のお手伝いをお米屋さんこそがすべきだと思うのです。そういう人がそのお米に注いだ情熱、努力そのものが、お米の価値だと私は思います。

 だからそんな様々な思いを込めてこの和穀菜汁 魁を立ち上げたのです。実は初日から失敗を沢山しました。おにぎりを目的に来た方には、長らくお待たせしたり、満足していただけない商品を提供したり・・・。でもこういった失敗こそ、我々が自分たちでお米屋さんを立ち上げた意味だと思うのです。これを一つ一つ乗り越えて得た教訓こそ、自信をもって全国のお米屋さんに発信していける本物だと思うのです。このお店の運営に関わっている秋山店長、鎌田君、小宮山さん、篠原さん、そして岩村社長、本当にご苦労様です。本当に今は大変な時期だと思います。でも我々が目指した米穀店を何としても実現するためにここは歯を食いしばって、でも笑顔で頑張りましょう。皆さんの頑張りに心からの敬意と感謝の気持ちで一杯です。

 折角お店に来ていただいた方にはまだ満足していただけていないこと、申し訳なくと思っています。これから一歩一歩、でも早急に本当に喜んでいただける米穀店にしていきますので何卒よろしくお願い申し上げます。そして近い将来、全国のやる気のある米穀店にとって、勇気の旗印になれるように頑張っていきます。「よーし、俺たちだって頑張れば世の中から期待される存在になれるんだ!」という元気を与えていけるようなお米屋さんを何としても作っていきたいと思っています。また逆に全国の米穀店の皆様、アドバイス、助言をいただければ幸いです。最後になりましたが、愛知県・マルサン米穀の佐治社長、お忙しい中、3日間も当店の立ち上げにご指導いただき本当にありがとうございました!

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コメント

短いコメントですが、大変うれしかったです。頑張ります!ありがとう。

投稿: 長澤重俊 | 2008/06/03 21:59:35

がんばっ

投稿: snxhsu | 2008/06/02 22:08:28

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プロフィール

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株式会社はくばく
代表取締役社長
長澤重俊

1966年丙午生まれの42歳。
東京大学ラグビー部卒。
住友商事を経て1992年はくばく入社。
気合と体力で全国を駆け回っています。

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